親知らず(智歯)とは?

顎関節症 現代人の顎は、昔に比べだんだんと小さくなってきており、親知らずが生えるための十分なスペースがないことが多くなっています。
そのため、親知らずはいつまでも歯茎に覆われたまま、部しか生えてこなかったり、横に生えてきたりします。

また、親知らずは顎の一番奥にあるため歯磨きがしにくく、虫歯になったり、炎症を起こして歯ぐきが腫れやすかったりします。
前の歯を圧迫することもあるため、全体の歯並びが悪くなることもあります。

そういった事を、患者さんと相談したうえで今後問題を起こす可能性のある親知らずは抜歯をお勧めしています。

親知らずの抜歯

トリス歯科では・・・

親知らずの抜歯はすべて、日帰りにて行っております。
抜歯前投与の薬を服用後に抜歯致します。
痛みの少ない抜歯を心掛けております。
抜歯の傷が治癒するまで○○○○

親知らずを抜歯する事になったら

親知らず抜歯前の注意事項

・抜歯の前日は体調を整えて充分な食事・睡眠をとって下さい。
・前日の飲酒は控えて下さい。
・予約の5分前には来院して気持ちをリラックスさせましょう。
・当日、抜歯予定の歯の状態や体調によって抜歯を延期する場合もあります。
・予約時間の変更をする場合はなるべく早めにご連絡をお願いします。
・抜歯の術前に処方薬を指示されている場合は必ず服用してください。
・現在他の薬を服用されている方、妊娠および妊娠の可能性のある方やアレルギーのある方は事前にお知らせ下さい。
・簡単に抜歯ができても予想以上に腫れる場合があります。
・糸で縫合場合は、約1週間で抜糸致します。
・抜歯後は“抜歯後の注意”という書面をお渡ししますので必ず目を通して下さい。

親知らずの抜歯後について

「出血」

歯を抜くと、歯があったところが欠損します(抜歯窩)。
歯は顎の骨から生えているので、抜歯窩からじわじわと出血します。

例えば指を切って血が出たら、まず出血しているところを5分ぐらい強く圧迫して止血すると思います。
歯を抜いた直後の出血も、抜いたところにガーゼを当ててしっかり噛んで圧迫止血します。

口の中は皮膚と異なり毛細血管が多く、温度が高いため20〜30分はガーゼを噛んでいた方が良いです。
直後に強くゆすいだり、食事をしたりすると、傷が動いて固まった血がはがれるためまた出血することがあります。
血の味が気になったら、再度新しいガーゼをしっかり噛んでください。

抜歯後、約12時間ぐらいは、歯窩から少量の出血があります。
翌朝まで唾液に血が混ざりますが、出血が続いている場合は必ず担当医に連絡をとって処置の必要があるか判断してもらいましょう。

「痛み」

伝達麻酔の場合は抜歯後2〜3時間で切れてきます。
麻酔が切れてくる約1時間前には鎮痛剤を服用します。
鎮痛剤は約5〜6時間効いていますが、我慢できなければ鎮痛剤を飲みます。抜歯後2〜3日間は、痛みが強いので 1日数回鎮痛剤を服用することが多いです。
抜歯後4日目ぐらいには、鈍痛に変わり我慢できる痛みになります。

さらに、1週間目にはほとんど痛みはなくなっています。

もし、抜歯後4日目を過ぎても痛みが続いている時は、抜歯窩が“ドライソケット”になっている可能性があります。
担当医に相談し、“ドライソケット”になっていないか確認してもらいましょう。

「ドライソケット」

抜歯窩に、傷の保護となる血の固まり(血餅:けっぺい)が形成されず、ポッカリと大きな穴が開いた 状態で強い持続性の痛みを伴います。
抜歯窩には食べかすがつまり、除去すると骨が露出しています。
ドライソケットは、抜歯後の歯槽骨炎のことを言い口の中の細菌が骨に感染し炎症を起こした状態です。

通常転んだ膝の傷は血のかさぶたで保護されます。
そして、下から肉が盛り上がって自然とかさぶたがはがれて治ります。抜歯窩も、血の固まりが肉になり骨になり治っていきます。

ところが、女性の方、喫煙者、抜く歯に慢性炎症があった方は血の固まりの形成が悪いことがあります。
処置は、抜歯窩を十分に洗浄し、抗生剤と消毒薬鎮痛剤の混ざった特殊な軟膏をドライソケット部につめます。この処置を行えば徐々に痛みが治まります。

「しびれ」

しびれは麻酔が効いている間は唇、舌や歯ぐき、頬など全体に感じられますが、麻酔の効果がなくなればもとの感覚に戻ります。
しかし、まれに下顎の親知らずを抜歯した際に、抜歯した側の唇やオトガイの皮膚に麻酔が残ったような“しびれ・知覚鈍麻”症状が重くなると“感覚が無い・知覚脱失”が生じることがあります。
これは、親知らずが下顎の神経に触れていた場合、抜歯時に骨の弾力によって神経を刺激した場合や抜歯後の腫れが神経を圧迫して生じるといわれています。

下顎の神経は、知覚神経で三叉神経第3枝とも呼ばれ、唇や歯の感覚をつかさどる神経です。
エックス線写真では“下顎管”と呼ばれるトンネルがみられ、その中に神経と血管があります。

知覚鈍麻の場合は1週間でなおることが多いのですが、2〜3ヶ月かかる場合もあります。
ビタミンB12製剤やアデノシン3リン酸を継続して内服して経過をみます。

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